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Let’s put the big ones in the jar first.

Smaller or softer items can be put in later. but if you don’t put in something big first, gap for it will never come again.

Fill that jar with something less important, and the quality of your life will be less than satisfactory.

What are the “big things” in your life?

Your loved ones, Your dreams, health, Your Job…

It is the most important thing to you.

Put it in the jar first.

Otherwise, you will lose something precious to you forever.

:Inspired by the Big Stone Theory

まず壺の中には、大きなものから入れなさい。

小さなものや、柔らかいものはあとからでも入れることができるが、

大きなものを先に入れなければ、それが入る余地は2度と来ない。

あなたにとってさほど重要ではないものでその壺を満たせば、

あなたの人生は重要ではない何かで満たされたものになるでしょう。

あなたの人生にとって、「大きなもの」とは何ですか?

愛する人、夢、健康、仕事。

それはあなたにとって1番大切なものです。

それを最初に壺に入れなさい。

さもないと、あなたはそれを永遠に失うことになるでしょう。

「大きな岩理論」より



あとがき

とある大学の講義でのお話です。

教授は、大きな壺を取り出し、いっぱいになるまで岩を詰めて「この壺は満杯か?」と学生に問いました。

皆が「はい」と答えましたが、

教授はバケツいっぱいの砂利を持ってきて、壺に注ぎ、岩と岩の間を
砂利で埋めました。
さらにそこへ砂を注ぎ、岩と砂利の間に流し込んだあと、

水差しを取り出し、壺のふちまで なみなみと水を注ぎました。

教授は学生に「君たちの人生にとって大きな岩とはなんだ」と問いました。
ここで言う大きな岩とは、1番大事なものを指しており、それを最初に壺に入れなければ、それを永遠に失うんだということを諭したお話です。

ここでいう壺は、自分の人生の持ち時間であり、
さほど重要でないもので埋めていくと、自分の人生が重要でないもので満たされてしまうということです。

このお話を知った時、自分の人生にとって本当に大事なものを考えるきっかけになりました。

先日、わたしの実家が全焼し、父は家や財産を失い、わたしも今まで制作したフィジカル作品数十点が塵となりました。
出火元は2階の部屋、兄の不注意です。
いろんな偶然が重なって、家族は無事に避難でき、避難した5分後に2階から焼け崩れ、九死に一生を得ました。
この時はただただ家族の無事に安堵しましたが、言葉に出来ない喪失感は一週間後にやってきました。
何年もかけて描いてきたもの表現したものを一夜で失うのは、いまでも思い出すと心臓が握り潰されるようです。

この一件で自分が思っていた以上に、表現することは身体の一部なんだなということに気付き、このお話をテーマに制作しようと決めました。

今回の作品は、わたしが壺に何を入れるか、というよりは
作品全体で、過去から未来へと躍進する1枚にしたいと思いました。

前作同様、骨は過去を暗示してますが、進化前のクジラの骨なので、進化、未来も匂わせています。

まず壺の中身から説明すると、ユーカリと孔雀石とネモフィラを入れました。ユーカリの花言葉は思い出です。これも過去を表現していますが、時間での過去というよりは、いままで自分が積み上げてきた軌跡という意味合いが強いです。
孔雀石は邪気払いの効果があり、良い未来へ繋がる判断を助けてくれる石で、そういった願いを込めています。
そしてネモフィラ。ネモフィラの花言葉は「あなたを許す」です。
簡単なことではありませんが、わたしは人生を豊かにするもののひとつが許しだと思っています。装飾にもネモフィラを起用しています。

インドで孔雀は、雷をはらんだ雨雲によって蘇るといわれ、再生と不滅を象徴した鳥です。何度でも立ち上がりたい気持ちを込めて選びました。

そして骨。これは描きたかったから描いたという気持ちが大きいんですが、
チベットでは 太古の昔、海があって、さらにはクジラの祖先が生まれたと言われています。このお話がすごく面白いなと思っていて。

哺乳類は海にルーツを持ち、それが進化して陸に上がってきたことが多いんですが、クジラは逆のコースを辿りました。

元々は四足歩行のカバに近い生態だったのが、四肢が消失し、いまの形態になったようです。前述の通りそのまま「進化」を表現しています。とにかく面白い進化をしたい!悠々自適に広大な海を泳ぎまわりたい気持ちの表れですね。

軌跡、再生、そして進化。

衣装の刺繍も太陽をモチーフにし、明るい未来を予感させます。

この未来に進むために、あなたは壺に何を入れるのでしょうか?
あなたの未来が満たされたものになるように
ぜひ考えてみてください。


https://foundation.app/@gaia-U/fables/4